90年代後半から00年代中盤にバンド活動したWAGを色々な角度から掘り下げて行きます。
プロフィール
- バンド名 WAG
- 活動期間 1998年~ 2006年
- カテゴリー ロックバンド
現在。平山進也やメンバーは何してる?「Free Magic」「そして今日も何処かで」の誕生秘話は?
WAG自体は、2006年末で解散をしており、その後オリジナルメンバーでの活動は行っていません。今後もバンド自体の復活の可能性は低いかもしれませんが、ZYYGも復活、WANDSも名前だけ復活しておりあり得ない話ではありません。
ここからはメンバーについて書いていきます。
平山進也 ボーカル
現在音楽に関わっているのか等は不明です。
平山裕司 サイドギター
平山進也の弟、現在の音楽活動については不明です。
柳田圭祐 リードギター
現在音楽に関わっているのか等は不明です。
小黒哲也 ドラム
現在音楽に関わっているのか等は不明です。
解散してから、かなりの時間が経過しておりメンバーそれぞれが音楽に関わっているのかについてはよくわかりませんでした。プレーヤーではなく、裏方として活躍しているかもですね。今後、音楽活動を再開するか否かは本人達にしかわかりません。消息をご存じの方がいらっしゃれば教えていただきたいです。
「Free Magic」は、バンドの作品としてはインディーズのものも含めると2作目、アニメ名探偵コナンのエンディングテーマソングに起用されてオリコン30位に入り込みました。この曲の作詞作曲はWAGでした物ではなく作詞・AZUKI七、作曲・三好誠で行われています。
名探偵コナンのエンディングテーマソングに起用されるという事で、失敗できないからバンド以外の制作陣に託した物と思われます。結果としてスマッシュヒットしてBeingとしては成功したと考えているかもしれません。
名探偵コナンのオープニング、エンディングはBeingのアーティストが起用されるためにある程度のクオリティーが必要だったので外部の作家にお願いしたという事が考えられます。
Beingについては、アーティストを売る際にバンドメンバー以外の外部の作家が楽曲制作してある程度の売上を叩き出しその後バンドメンバーに楽曲作りを任せるというパターンがありますが、この手法を取るとオリジナルと外部の作家が作った作品にクオリティーの差が出てしまい活動が上手く行かなくなる可能性があるのです。
「そして今日も何処かで」は作詞・作曲はWAG、奇跡の扉 TVのチカラ2003年7月 – 9月のテーマソングとして起用されました。しかし、オリコンのチャートインせずスマッシュヒットもせずという形に終わりました。
まとめ
インディーズや素人時代は凄いバンドと言われていてもいざメジャーデビューすると思ったどころか全く売れないと言うことが良くあります。最近では、自分達のやりたい音楽を追究するためにわざとメジャーデビューしないミュージシャンも居るほどです。
メジャーデビューすると言う事はそれなりに金銭を掛けて、それを回収すると言う事が必要になります。そのためにアーティスト側に『こんな感じの音楽を作れ』、『今はこんな潮流だ』とやらせるわけです。
これが当ればアーティスト側も、ある程度は納得しますが売れなければアーティスト側から不満が出てそれが解消できずに解散に至ったり、もう一度インディーズに戻る人も居ます。
WAGの場合もどうせ解散してしまうのなら、インディーズのまま活動していた方が良かったケースかもしれません。その方が好きな音楽が出来たのかも知れません。特にBeingはこのアーティストはこのアプローチなら売れるのではと路線を決めてプロデュースしていくので軋轢が多いのも特徴的です。
そのためこのバンドは売れると思っても、なんか上手く行かないで解散したなと言うのが大量に出てしまったことは否定できません。そのためには会社としての規制を弱くしてアーティストを育て上げれば良いのか?と思ってしまいます。
しかし、近年ゴリゴリのロックバンドというのがいないので、作るとしたらその辺の路線を狙うと商機があるかもしれません。今後WAGのようなバンドがまた出てくるかどうか楽しみではあります。