1980年代に活躍した宮里久美さんを色々な角度から掘り下げて行きます。
プロフィール
- 氏名 宮里久美
- 生年月日 1969年10月1日
- 活動期間 1985年~1989年
- カテゴリー 歌手・声優
- 出身地 神奈川県 相模原市
現在の活動。結婚してる?「背中ごしにセンチメンタル」「ロンリーサンセット」「風のララバイ」の誕生秘話は?
現在は芸能界を完全引退しております。実質の活動は1985年から1989年までの4年間、ラジオ日本をキーステーションに他県でもネットされていた『やってやるぜ情報局』の最終回直前の週に本人が引退を宣言しそのまま芸能界をあとにしました。
その後、芸能活動を再開することもなく現在に至っています。また、結婚に関しては情報が錯綜しており定かではありません。本人はバラエティーなどの多方面で活躍する事を好んでおらずアーティスト志向が強い人だったとされています。
折角芸能人になれたのだから色々と挑戦すれば、面白い展開を見込めた可能性はありました。ここからは宮里久美さんの楽曲「背中ごしにセンチメンタル」「ロンリーサンセット」「風のララバイ」について書いて行きます。
「背中ごしにセンチメンタル」はデビュー曲に当ります。作詞・三浦徳子、作曲・芹澤廣明のコンビで製作されました。オリコン最高28位、売上約3万3千枚でした。因みに同月にデビューした斉藤由貴さんは『卒業』を歌い売上は約26万枚で大きく水をあけられてしまった形となりました。
歌に関しては普通に上手いと感じます。デビュー時に既に強敵が存在しており牙城を崩すことが難しい状況にあったことは間違いありません。作詞はアイドルソングの作詞家としては名前が通っている三浦徳子さんで吉川晃司さんの『モニカ』の作詞を手掛けた事でも有名です。
作曲は『タッチ』や『ギザギザハートの子守歌』などを手掛けた芹澤廣明さんで制作されたため売れることが期待されていました。しかし、あまり世間には響かなかったようです。「ロンリーサンセット」は、セカンドシングルの『秘密く・だ・さ・い』のカップリング曲でした。
大人っぽい歌い方で楽曲もアイドルソングと言うよりもポップス寄りのアレンジになっています。AORを目指したのかもしれません。作詞、松井五郎、作曲、鈴木キサブローのコンビで制作されました。
作詞の松井五郎さんは、アイドルからロックジャンルまで幅広く熟せる作詞家でした。作曲は鈴木キサブローさん1980年代にアイドルソングを沢山作った作曲家です。代表曲は高橋真梨子さんの『FOR YOU』があります。
「風のララバイ」は、「背中ごしにセンチメンタル」のカップリングソングでした。作詞・作曲はデビュー曲と同じです。もう少し注目されても良いかなというぐらいの歌唱力があります。
本人が歌一本でやりたいという事を言うだけあって、歌は上手いと思いました。まあ、1985年の同期デビューは斉藤由貴、大西結花、浅香唯、渡辺美里、本田美奈子と実力派が並び、芸能人としてのオーラが全く違うという事かもしれません。
そのため太刀打ち出来ないで引退をすることになったのでしょう?所属していたホリプロも色々な方向性で試す意味があったと思います。実際ホリプロの女性タレントは若い頃歌を出してその後タレントになり事務所に残る人もいます。
そう言った部分では少し妥協し歌のためにバラエティーに出ると考える事が出来れば歌も出しながら活動出来たわけです。もしかしたらそのような考え方が出来れば今も芸能界に居られたのかもと思います。
和田アキ子さんなどはその典型的物で基本線は歌手に置きながらバラエティーも熟しています。それを考えると少し我慢してバラエティーを熟せたら評価も異なり、好きな歌も歌えたのにと考えると引退は勿体ないと思います。
まとめ
今回は宮里久美さんを掘り下げてきましたが、色々と勿体ないそんなイメージです。歌も上手いしもっと評価されてもおかしくはありません。他の仕事を受けず歌で勝負しようとした事があまり上手く行かなかった原因かもしれないです。