ラップとJ-POPを上手く組み合わせて一つのムーブメントを構築し世間に浸透させることに成功したm.c.A・Tを色々な角度から掘り下げていきます。
プロフィール
- アーティストネーム m.c.A・T (本名 富樫明生)
- 生年月日 1961年5月15日
- カテゴリー ラッパー、 実業家
- 所属事務所 (株)アキオワンダー
- 活動開始 1989年
現在の活動。結婚してる?ライブは?「ボンバーヘッド」「ごきげんだぜっ!」の誕生秘話は?
現在も活動はしています。リリースは滞っていますが2019年に演歌歌手の藤あや子さんと組んで秋田音頭をラップ調にアレンジしたコラボ曲をリリースしたことは記憶に新しいところではあります。
現在は後に触れるライブなどの準備をしているようです。また、マグカップなどのグッズを売るなど色々と多忙な日々を過ごしているようです。今後も新しい動きが発表されますので動向を逐一チェックすると良いでしょう。
結婚しているかについては、調べてみましたがそう言った記事はありませんでした。今後どこかのメディアでインタビューを受けると、結婚しているという事実が明らかになる可能性は秘めています。
ライブについては11/17(火)に配信で開催されました。新型コロナウイルスの状況を鑑みての状況です。
配信とはいえ、ライブが見られると言うことは良いことではあります。しかしながら、ライブはやっぱりオーディエンスを入れて汗と唾を飛ばして鑑賞したい物です。いつかそんな日が来ることを望んでしまいます。
続いてはm.c.A・Tの楽曲「ボンバーヘッド」「ごきげんだぜっ!」について書いて行きます。「ボンバーヘッド」は、m.c.A・Tにとってデビューシングルに当ります。当初は東映のVシネマ『ハートブレイカー ~弾丸より愛を込めて』のテーマソング及び、オープニングソングとして制作された楽曲です。
とにかく映画を制作した小松監督からはテーマソングに力を入れて作りたいという事で、その当時売れていた作曲家の大澤誉志幸さんの楽曲をこんなイメージという事で聴かされて触発されて楽曲が完成しました。
しかし映画の試みが斬新すぎて世間に響かず、映画も楽曲も注目される事はありませんでした。しかしながら、「ボンバーヘッド」をレコーディングしたスタッフによりエイベックスに持ち込まれて世の中に楽曲が知れ渡ることになりました。
運動靴で有名なアキレスとテレビ朝日のバラエティー番組のテーマソングに起用されて15万枚を超えるスマッシュヒットを記録しました。当時はラッパーが歌を歌うと言う事もありなのでは無いかと考えていました。
ブラックミュージックやR&Bは既にジャンルとして確立されていましたが、当時まだラップというジャンルは始まったばかりで、可能性があると感じていたという事で「ボンバーヘッド」は誕生しました。
当時「ボンバーヘッド」を聞いたとき、なんか面白い曲だと感じていたのを覚えています。楽曲タイトルを繰り返すことと、ラップともメロディーともつかないスリリングなボーカリングが面白くて一度聞いたら口ずさんでしまう中毒性があったと思います。
「ごきげんだぜっ!」については、9枚目のシングルでDA PUMPがこの曲を後にカバーしているので、どちらかで聞いたことがあるかもしれませんがこちらも面白い楽曲でした。いずれにしても一つのムーブメントを産み落としたことは間違いありません。
まとめ
今回はm.c.A・Tを掘り下げてきましたがある意味では現在の音楽の基礎を作ったパイオニア的な存在である事は間違いありません。ラップやヒップホップなどはどうしても一部の音楽のムーブメントで有り、クラブやフェスに通っている人しか知らないジャンルでした。
しかし、楽曲がエイベックスに持ち込まれたことで世間に浸透する形になりました。それによりラップやヒップホップはとても近しい音楽になったと言えます。その意味ではリスナーの音楽に対する選択肢を広げてくれた一人と言えます。