90年代を彩ったバンドの一つBAADを色々な角度から掘り下げて行きます。
プロフィール
- バンド名 BAAD
- 活動開始 1992年
- カテゴリー ロックバンド
- 所属事務所 ケンファー
- 所属レコード会社 Beat reC
現在。バンド名の意味は?メンバーは何してる?「君が好きだと叫びたい」「ENDLESS CHAIN」の誕生秘話は?
バンドは自然消滅しました。というのも活動停止して解散を宣言しないまま終わって行ったからです。ですから、現在は活動していません。バンド名については最高のBADという事らしいのです。
名付け親はビーイングのプロデューサーの長戸大幸氏、続いてはメンバーが何をしているかについてです。
ボーカル 山田恭二
BAADの初代ボーカリスト、1995年に脱退現在は音楽活動を行っていないようです。今後も表舞台には出てこないかもしれません。
ギター 太田伸一郎
BAADには解散時まで在籍、その後作曲家として活動し時にはコーラスとしても他のバンドの楽曲にも参加しています。doaというバンドを結成しており現在の活動状況は不明です。
ベース 小林正道
バンド解散後の音楽活動はわかりません。
ドラム 新井泰徳
現在は03バンドに在籍しています。実は工務店に勤務しながらドラマーとしてこのバンドに加入している形態で社長がボーカルという。変わり種のバンドで自由な音楽活動をしているという事です。
ボーカル 秦秀樹
BAADの二代目ボーカル、加入後はバンドのセールスがイマイチ良くなかったことで2代目のボーカルがいた事はあまり知られていません。また、秦が加入した後の作品は市場流通が希少のため、2期BAADの作品はデッドストックと言われています。
活動停止から20年近くが経過しており、流石にそれぞれメンバーは違う道を歩んでいます。まあ仕方が無いですね。今後バンドの名前だけが残り新たなメンバーで活動する可能性はありうるのですが、ビーイングにとって追い風は今吹いていないのでないかもしれません。
続いてBAADの楽曲「君が好きだと叫びたい」「ENDLESS CHAIN」について書いて行きます。
「君が好きだと叫びたい」は、バスケアニメスラムダンクの初代オープニングテーマソングとして起用されました。作詞はボーカルだった山田恭二、作曲は多々納好夫、アレンジは明石昌夫。
BAADにとっては3枚目のシングルで勝負の楽曲、昔から3枚目のシングルが大事と言われており3枚目が売れればバンドは長く続くと言われていた時代もありました。バンドが終わってみてセールスを調べて見るとBAAD史上最大のヒットソングです。
歌詞の中身は、アニメに合せているのか?いないのか不明ではありますが、バスケに懸ける学生達の青春アニメらしい歌詞に仕上がっています。本人達が歌唱することはもうありませんが楽曲だけが一人歩きしており、カバーされて親しまれています。また、台湾、韓国、アメリカでも単行本としてリリース去れ、中には作者に無許可で続編アニメを制作した台湾では異常な人気を博していました。
ENDLESS CHAINはスラムダンクの挿入歌であり、BAADのアルバムやシングル化はされていないものです。「THE BEST OF TV ANIMATION SLAM DUNK Single Collection」
「スラムダンク – オリジナル・サウンドトラック 3 [95サマー] 」に収録されているのでこれを購入するより方法はありません。
まとめ
BAADについてもWANDS同様、ボーカルを変えて再スタートを切りましたが、浸透せず失敗に終わりました。やはりデビュー当時からのボーカルがリスナーの耳に刻まれているので新しいボーカルが来て前のボーカルが歌ってた曲歌われてもピンとこないっていうか別物ですからね。
取りあえず一度デビューさせてしまったから、なんとかしたいと言うのがわかりますね。だけど上手くいかなかったと言う奴でしょう。何処のバンドにも良くあることで通常は解散してしまうのですが、時折ボーカルを変えて成功する例もあります。
ですからその時の運に掛っていると言っても過言ではありません。