今回はバンド有頂天を掘り下げて行きます。
プロフィール
- バンド名 有頂天
- 活動開始1982年
- カテゴリー パンクバンド
現在。メンバーは何してる?「心の旅」 「 BYE-BYE」の誕生秘話は?
1982年から活動をスタートさせましたが、一度1991年に解散。その後2014年に再び復活させたという経緯があります。そのためイギリスのロックバンドディープパープルみたいにメンバーチェンジを繰り返し第何期と表記している時代もありました。
レコード会社もナゴムレコードを振り出しに、キャプテンレコード、ポニーキャニオン、PCMレコード、東芝EMIと数社を転々としています。2015年からは再びナゴムレコードに籍を置いて、活動を再開させました。
新作のリリースも3年ほど滞っていますが、ライブを積極的に行うなどバンド自体は結構活発に動いています。続いてはメンバーに触れます。
ボーカル KERA 生年月日 1963年1月3日
有頂天のボーカルを勤めながら、ナイロン100℃という劇団、レコード会社ナゴムレコードの主催者でもあります。バンドを一度解散した後は、劇団の主宰者として本腰を入れて菊田一夫賞などを受賞しました。
ドラム JIN 生年月日 1965年7月9日
初期からのメンバーですが、初期はパーカッションを担当していました。その理由は他にドラマーがいたためで、その人間が脱退したのでドラムを担当。それ以来有頂天にはずっと関わり続けています。
解散後は、実家の八百屋を継いでいた時期もあったようです。
ベース KUBORYU 生年月日 1963年12月8日
解散後はクラウンレコードで、音楽プロデューサーを務めていました。一度目の解散の時、自分の基準では全然ベースが上手くなかったと答えています。再始動時に再び参加し現在に至っています。
キーボード CHOUX 生年月日 1967年1月16日
後期から参加、バンドサウンドをポップな方向に持って行くことに成功し、以後バンドには欠かせない存在となりました。再始動後もメンバーとして参加しています。
ギター COU 生年月日 1963年11月10日
途中から参加、ギターテクニックとしてはカッティングを得意としています。再始動時も参加。現在に至っています。
続いては有頂天の楽曲、「心の旅」 「 BYE-BYE」について書いて行きます。心の旅はチューリップや吉田栄作がカバーしていたあの曲を有頂天がカバーした物で、インディーズレーベルからリリースしたにも関わらずオリコン100位内にランクインという快挙を果たしました。
因みにこの作品、キャプテンレコードというレコード会社からリリースされていたがこのレーベル雑誌宝島やエロ雑誌、サブカル物をリリースしていた出版社が運営していたレコード会社でした。
現在はこのレコード会社もありません。続いて「 BYE-BYE」についてです。ポニーキャニオン在籍時にリリースした物でかなり冒険的なサウンドになっています。当時の音楽シーンから見ても相当な冒険をしていたと思います。
まとめ
今回は有頂天を掘り下げてみましたが、ある意味では才能あふれる集団である事が解りました。才能があるが故に、やりたい音楽があふれていてメンバー間でのぶつかりあいが起ったのだと思います。
それだけ色々な特色を持ったサウンドがアルバムの中に入っていると思いました。今後はどの様な音楽に変化していくのかとても楽しみではありますが、年齢を重ねるだけサウンドも重厚化して行く可能性もあります。
しかし日本の音楽は相変わらず、商業ベースとそうでは無い音楽があり商業ベースの音楽は相変わらず、色々な所とコラボレーションしながら新しい何かを生み出し、音楽を消費し続けています。
そうでは無い音楽は、本当の音楽好きに愛される物のそれ以上ブレイクしないという悲しい運命を辿ります。有頂天の音楽は下手をするとメジャーシーンに駆け上ることが出来たかもしれないそんなことを感じてしまいましたが。本人達がそれを拒否していたのでは無いかと思います。