出典:〔amazon〕バージンブルー[EPレコード 7inch]
1980年代中盤にデビューしたロックバンドSALLYを色々な角度から掘り下げていきます。
プロフィール
- バンド名 SALLY
- 活動開始 1984年
- カテゴリー ロックバンド
現在。メンバーは何してる?解散理由は?「バージンブルー」の誕生秘話は
バンドは現在解散してしまいました。復活の話もありませんのでこのまま伝説のバンドとして語り継がれていきそうな感じです。メンバーも7人編成でそのうち4人の音楽活動の状況は発表されていません。
というよりも音楽業界から身を退いたという可能性があります。詳細がわかっているメンバーだけを掘り下げて行きます。ギター、ボーカルの杉山洋介さんはバンド解散後にロンドンに留学しその後作曲家として活動しています。
1990年代にはユニットを組んで活動していましたが、長続きはせず1998年より音楽別ユニットパリスマッチを立ち上げて活動を行っており、その傍ら2007年からクーリズムプロダクションを設立して代表者として奮闘しています。
ギターボーカルの加藤喜一さんは、バンド解散後はユニット活動を経てビートたけしさんのバンドのサポートメンバーを務めていました。2000年代に急性膵炎で倒れますが奇跡的に復活、その後ソロ活動などを精力的に熟しています。
サックスを担当していた佐藤公彦さん。デビュー後に脱退してしまいましたが、今も様々な名前を使い分けて活動を継続しています。時には淡谷三治、沢中健三の芸名を使い分けていますが全部同一人物です。
メンバーが法政第一高校の出身者で文化祭に出演したいからバンドを組んだらあれよあれよという間にオーディションを勝ち抜いて、メジャーデビューを果たしてしまいました。
若かったので勢いに乗っていたのかもしれません。
その後フォークミュージシャンの山田パンダさんの事務所に所属してバンド活動をしていましたが1986年5月27日に解散してしまいました。解散理由については明らかになっていません。
続いてはSALLYのデビュー曲、「バージンブルー」について書いて行きます。実はこの曲では無くてメンバーオリジナルで曲を作ってデビューシングルにする予定だったようですが、作曲家にプロの作家鈴木キサブローさんが入り、自分達の考えとは違うグループサウンズみたいな楽曲をやらされることになってしまいました。
SALLYの得意分野は、コーラスワークとピュアなロックだったが世間ではチェッカーズが大流行、SALLYとチェッカーズを区別する人は少なく中にはごちゃ混ぜに考える人がいて中々別々に考えてくれる人は居なかったようです。
そのためバージンブルーはヒットしたものの、その後はバンド活動が上手くいかない状況が続いて2年で解散してしまいました。
まとめ
1980年代は、ビジュアルがかわいい系の人たちがバンドを組んで沢山デビューして来ました。ほとんどが制作にプロの作家が入り演奏を本人達が行うものでした。人気がなくなるとバンドは活動を辞めざる終えない状況に陥ります。
プロの作家が作っているうちに、自分達の演奏技術やシンガーソングライターとしての実力が上がれば良いのですが、それまで人気が維持できず解散を選択していきました。それでもチェッカーズは途中からオリジナルで曲を作り始め成功していきました。
1980年代はアイドルのようにデビューさせて、飽きられたら捨てていくというサイクルがとても早かったような気がしますね。そしてまた新しいなにかがデビューするその繰り返しでやってきたのでそういう結果になったと思います。
また、当時は景気も良かったのでアイドルをデビューさせるために、ある程度の先行投資はOKというムードだったので、多くのアイドルや歌手がデビューすることが出来たような気がしますね。現在とは大分違う時代のような気がしますね。現代では考えられませんがその時代は取りあえずイケメンならデビューみたいな業界人もいたとかいないとかという話があったぐらいです。(今も若干そんな感じかもですが)
いずれにせよ、SALLYのメンバーの今後の音楽活動の動向に期待しましょう。