出典:〔amazon〕プレミアム・ベスト 1986オメガトライブ/カルロス・トシキ&オメガトライブ
1980年代にカルロストシキ&オメガドライブで、人気を博したボーカルのカルロストシキさんを色々な角度から掘り下げて行きます。
プロフィール
- 本名 カルロストシキタカハシ
- 生年月日 1964年4月7日
- 出身地 ブラジル
- カテゴリー ボーカリスト
今現在。ライブ活動はしてる?「君は1000%」「アクアマリンのままでいて」の誕生秘話は?
去年日本デビュー30周年を記念して、2017年2月から3月にかけて日本を回るツアーを開催し健在ぶりをアピールしました。今年はカルロストシキ&B-EDGEというバンドを組んで日本へ再来日、今年の1月から2月辺りまでライブを行っていました。
では今までカルロストシキさんが何をしていたのかについて触れていきます。まず、カルロストシキ&オメガドライブ解散後、ソロアーティストに転身しましたが、椎間板ヘルニアになって日本での活動は難しい状況となり帰国しました。
その後、療養し両親が経営するレストランで働くようになりました。しかし、ブラジルの経済状況は厳しくて長く経営を続けていくことは難しいという状況がありカルロストシキさん自身もそれを感じ取っていたようです。
そんな迷いの中で、出会ったのは種球、つまり野菜の苗です。その時これで勝負が出来るとカルロストシキさんは確信したみたいです。そして熱い情熱のままに会社に就職します。しかし日本で美味しいはずのニンニクがブラジルでは不味く、どうしてだろうと感じていたようです。
ニンニクが育たない原因としてはブラジルの気候にあります。ブラジルは暑い気候であり寒気の時期がありません。そのため寒い場所で育つニンニクには不向きだったわけです。しかしブラジル料理に欠かせないアイテムです。
そのためにカルロストシキさんは、暖かい気候でも育つニンニクを開発したようです。大学へ通いバイオテクノロジーを学び、昼間は仕事、夜は勉強の多忙な日々を過ごしていました。
努力の甲斐あってブラジルの気候でも育つニンニクを開発することが出来たようです。現在カルロストシキさんが勤める会社がニンニクの苗のシェア100%を占めているようで今は開発の総責任者を任せられているようです。
華麗なる転身と言える感じですね。今後もニンニクの仕事が暇なときに日本へ来てライブを行う丁度良いスタンスでまた帰ってくるかもしれませんよね。続いてはカルロストシキ&オメガドライブ時代の楽曲「君は1000%」「アクアマリンのままでいて」について書いて行きます。
「君は1000%」は、カルロストシキ&オメガトライブにとってはデビュー曲です。ブラジルで歌の上手い歌手がいるという評判が立ち、デモテープを聴いた事務所の社長がオーディションをして合格そしてデビューしました。
その後社長とハワイに行って雑談の中で、『ポルトガル語と日本語が似ている』所は有るかの問いに日本語の1000はブラジルの100、100%は1000%の意味になるという事でそれを面白く感じてタイトルに決まりました。
またこの曲のレコーディングの時、カルロストシキ自身の中から何かを引きだそうととしてくれたのでどうやって楽曲の中にアイデンティティーを入れるかを悩んだようです。この曲は日本テレビのドラマ新熱中時代宣言の主題歌として起用されて好スタートを切りました。
「アクアマリンのままでいて」についてはフジテレビのドラマ『抱きしめたい』の主題歌です。意外な事にこのシングルは過去に発売されているオメガドライブの曲と比べて売上げは良くは無いが、ドラマの主題歌に起用されたことで世間に浸透しました。
また、両曲とも作詞作曲にオメガトライブは絡んでおらず、プロの作詞作曲家が曲を提供する形で製作されていました。
まとめ
華麗なる転身を遂げていて良かったなそんな感覚を得てしまいました。日本には少なからずファンがいるのでたびたび帰ってくるでしょうが恐らく暖かく迎えてくれるのでしょう。