主に1980年代から1990年代にかけて活躍していたアン・ルイスさんを色々な角度から掘り下げていきます。
プロフィール
- 芸名 アン・ルイス (本名 アン・リンダ・ルイス)
- 生年月日 1956年6月5日
- 出身地 兵庫県 神戸市
- カテゴリー 元歌手
- 活動開始 1971年
現在。病気の状態は?「六本木心中」「WOMAN」」の誕生秘話は?
カテゴリーの欄にも書きましたが、現在のアン・ルイスさんの立場は元歌手です。というのもパニック障害を発症し、活動休止しながら活動を続けてきたものの2013年にCDをリリースしたのを最後に芸能界引退を発表しました。
パニック障害とは、ある日突然めまいや動悸、呼吸困難などが現われてしまう病気です。病気の原因は一般的にストレス屋遺伝子によるものとされており、治癒するには薬物療法や精神療法的アプローチが一般的です。
また一度快方に向かったと考えていても、その症状が現われてしまうケースもありますので少々厄介ですね。
現在の生活拠点はアメリカであり、たまに来日しては息子さんと会っているということです。
引退を選択したという事はやはり症状は一進一退なのでは無いか?そしてまた芸能活動を続けると再び症状が出てしまうと考えて、引退したのかもしれません。
続いてはアン・ルイスさんの楽曲「六本木心中」「WOMAN」について書いて行きます。
「六本木心中」は作詞湯川れい子作曲NOBODY。リリースは1984年10月5日時代はちょうど昭和のまっただ中で時代もこれから上がっていくところです。歌の内容も六本木で生きるある女性を投影しながら六本木という場所は寂しい場所でもあり、一人ではまともにいることは出来ないと歌い上げています。
楽曲の格好良さに歌詞の内容が入ってこないことが些か残念ですが、そんな中でも男無しで生きていけると歌っています。この歌は今でもカラオケで歌われるほどの名曲であり、時代を超えて歌われる意味もわかりますね。
作詞をしたのはニューヨーク行きの飛行機の中でメロディーが先にありそれに歌詞を乗せた楽曲です。歌詞の内容についてはこのようにしてくれと言った指定は無く、湯川れい子さんの思いのままに描き上げた歌詞とインタビューで語っています。
本当は尽くすタイプの女性だけど、六本木という街では去勢を張らないと生きていけないから強がっている感じで書いたようです。作詞家の発想力は凄いと感心してしまいますね。
「WOMAN」はディストーションの効いたGuitarのリフからスタートするのでノリノリのロックチューンなのか?と思って期待すると、スカされてミディアムテンポのバラード曲です。
発売日は何と平成元年9月6日、作詞は石川あゆ子、作曲は中崎英也のコンビでしたが、作詞の内容は一人の女性が過去の想い出を引き連れて海に来て、私の名前は女だ!!悲しみを知って優しさを知るそして今の悲しみは女だから乗り越えられると歌っています。
歌詞の中ではWomanという言葉を多用しているのですが、これは歌の世界観を壊さないためであり、解釈は上記の通りと考えています。基本的には失恋や人生の岐路に立つ女性に向けて送り出した応援歌でもあり、負った傷を癒やす歌とも言えます。
まとめ
今回はアン・ルイスさんを色々な角度から掘り下げてきましたが、基本的には歌の上手い歌手である事は間違いないですね。今後もう表舞台に出てこないので新しい歌を聞くことは出来ませんが色んな人の間で歌い継がれていくことになります。
芸能界をスターのうちに引退した人って本当に才能がある人ばかりです。ファンに惜しまれながら引退するのは良いのですが、やはり勿体ないです。あれだけの存在感を持った女性ロックシンガーはなかなか出てこないでしょうし。
最近でも元夫桑名正博さんの隠し子問題が持ち上がりましたが、そういう騒動の煩わしさが引退ということで緩和されているかもしれませんね。